あるあるからの脱却に向けて

あるあると言われてしまう介護業界のサービス残業について

サービス残業の原因になりやすい業務とは?

近年、あるあるのように認識されている介護士サービス残業ですが、これはメイン業務である利用者の介護業務ではなく、メインに付随するサブ的な業務が多いです。
内容としては、イベントや介護業務の片づけや準備、利用者の家族とのコミュニケーション、研修や、打ち合わせ、介護記録を記入する、などがあります。
どれもサブ的な仕事となりますが、省略することもできない重要な仕事です。

サービス残業を回避する対策としては、まず、片付けや準備は、スタッフ同士協力して無駄なく動くことが大切です。
最も時間が読めない利用者の家族対応ですが、これも前もって話すことや、重要なポイントを押さえておくと伝え忘れや、漠然とした会話の流れを避けることができます。
とは言っても、先方からの予期せぬ質問や、相談なども受けることがあると思います。
その場合も、時間厳守できないまでも、相手の時間も拘束することになりますので、臨機応変な態度が必要になります。
どうしても残業になってしまう場合は、当然の権利ですので、サービス残業ではなく、残業代の支払いを雇用主に請求しましょう。

また、業務の効率化を考え、スタッフ同士で協力しあうことでもサービス残業を減らせます。
打ち合わせは、話し合う議題や申し送りをあらかじめ、リストアップしておき、その場では結果のみを確認し、検討が必要なものに関しては、次回までに各々考えをまとめておくことで時間を軽減できます。
介護記録では、就業時間中に書き終えるよう、記録する項目のポイントを押さえ、あらかじめメモ書きしておくか、タブレット記入であれば、その場で記録する習慣をつけます。
このような介護記録を効率良く書くポイントはこちらの関連サイトでも紹介されているので、そちらも参考にしてみましょう。